中伊豆ラジオ

中伊豆ラジオ(4月16日)放送!!ゲスト「姫之湯製茶工場 日本茶インストラクター 山下勝子様」

4月16日(月)中伊豆ラジオが放送されました。

今回のゲストは「姫之湯製茶工場 日本茶インストラクター 山下勝子様」にお越しいただきお話しをお伺いしました。

 

昭和29年に御爺さまが始められた家業を、お茶の仕事をはじめて45年以上になる旦那様(山下利明さん)と共に「姫之湯製茶工場」として営まれています。

お茶の生産面積はなんと1丁5反歩!!広いですね~!!

お茶はまさに今、萌芽して1枚ほど葉っぱが出ており、28日くらいから新茶摘みが始まるとのころで、これからがシーズンにはいり、機械で10日間ほどで摘み取るそうです。1年で7回刈り取り、新茶に向けて台を整えるそうです。1番茶と2番茶をお茶として出荷し、それ以降は刈り取って肥料にするそうです。

静岡県でよく見かける丸型や四角など、お茶畑の整っている景色を見ますが、使用している機械によって形が違うそうです。

また、生産は自然に左右され、病害虫や霜など気をつけなければいけないことばかりで、非常に気をつかう世界だそうです。そのうえ、立派なお茶が出来るまでに苗木から7年も年月が掛かるそうです。おいしいお茶を飲める背景には生産者さんたちの努力があることを気づかされました。

 

でもお茶摘みが実は苦手だという勝子さん!!

生産を中心に作業を行う旦那様と、摘んだお茶を美味しくいただけるように日本茶インストラクターの資格を取得されて活躍される勝子さんは役割分担がしっかりとしているそうです。

日本茶インストラクターの勝子さんは「楽しく美味しく飲みましょう」というのがモットーであり、所作を気にせず飲むことが大事だとのこと。

 

そんな勝子さんは約10年前に日本茶インストラクターの資格を取得されたようです。

きっかけは、「孫の子守りだけで人生が終わっていくのはさみしい」という秘めた思いと、工場に来られたお客様にお茶を出したところ「美味しいね!入れ方を教えてください。」という要望にお応えをすることが出来なかった事だそうです。そんな時にとある雑誌で「日本茶インストラクター」の資格の存在を知り、資格取得を決意したそうです。

実際に資格は毎年1,000人受けて合格できるのは200名程。取得するのには相当苦労されたそうです。農業大学の人たちにも助けられ合格出来たそうです。なんと65歳の時。凄いですねー。現在では家業のかたわら、市の生涯教室やデイサービスなどで日本茶の魅力を伝える活動をされております。

 

実際にラジオ番組の中でもお茶を入れてくださいました。

お茶の美味しい入れ方をちょこっとだけ紹介しますね。まず、お茶っ葉は3gに対しお湯は100cc、だいたい手で持てる70℃で1分間入れるそうです。入れ方もお茶の味が同じになるように平等に入れていきます。最後の1滴までしっかりと入れるのがポイント。そうすると2煎目もしっかりと楽しめるそうです。入れていただいた冷茶を一同美味しくいただきました。とてもまろやかで味わいがあり感動しました~。ご馳走様でした。

お花見のあとに、丁寧なお茶が入れられれば彼氏の心をグッと掴めるポイントになるそうですよー!女子必見です。

お茶は子どもさんやお年寄りに飲ませると免疫性が高まり、カラダにも非常に良いみたいです。

また温度も重要で、70度で出すと「アミノ酸と旨味」、80度で出すと「カテキンで殺菌作用、抗癌、高血圧」、90度で出すと「カフェイン」が出て受験生にはお勧めだそうです。非常に勉強になりました!!

 

そんな、山下勝子さんに直接指導いただけるツアーが中伊豆農山漁村振興推進協議会で実現いたしました。

5月12日(土)に新茶摘みの体験だけではなく、摘んだ新茶の試飲、お茶の芽を天ぷらにして食べるなど、新たな食の発見になること間違いなし!是非皆様のご参加をお待ちしております。

 

お茶摘みツアーの詳しい情報はこちらをチェック!!

5月開催!!中伊豆郷土料理も堪能できる!親子で「新茶摘み」&「竹トンボ作り」体験教室

 

4月23日のゲストは「ホテルワイナリーヒル マネージャー 二宮久様、中伊豆ワイナリー 副支配人 鈴木聡子様」にお話しをお伺いします。

皆様、毎週月曜日14:15~15:15まで「中伊豆ラジオ」を聴いてくださいね!お楽しみに!

(レポート:佐藤)